http://svnbook.red-bean.com/
オライリー本「Subversion によるバージョン管理」(原題: `Version Control with Subversion’)をオンラインで読むことができます。
公式サイトの Documentation が最終更新2004年なため、ちゃんとした公式ドキュメントがないのかとてっきり思っていたら、Additional Resources の Subversion Book が正式なマニュアルなんですね。
man svn して初めて気づいた。。
タグ: Subversion
Eclipse で SVN 利用時 JavaHL にすると強制終了する時のトラブルシューティング
Eclipse 3.3, Subversive または Subclipse を利用し、Apache2.2 用 Subversion 1.4.5 をインストールした環境でローカルで使っていたところ、SVN リポジトリへのアクセスが発生すると、黙って Eclipse が落ちる、という現象が発生しました。プライマリなパースペクティブが SVN リポジトリにアクセスするものだと Eclipse が全く起動しなくなったり…
調べてみたところ、結論として、パスが通る場所(PATH で指定されている場所)に libapr-1.dll があり、libapr-1.dll と eclipse/plugin/*javahl* にある libjavahl-1.dll の(Apache の)バージョンが異なる場合に JavaHL を呼び出した瞬間に Eclipse が落ちるようです。
以下のいずれかの方法で対策できます。
(A) Subversion をアンインストールするか、PATH から <Subversion ホームディレクトリ>/bin を外す
(B) Apache2.2 用でなく Apache 2.0 用 Subversion (1.4.x) をインストールする
(C) plugin/*javahl*_X.X.X にあるすべての DLL を、使いたい Subversion の DLL にまるごと置き換える
(D) JavaHL でなく SVNKit など PureJava 実装の SVN コネクタを使う。
C の案を採用する場合、Subversive なら
eclipse\plugins\org.polarion.team.svn.client.javahl_1.1.*
Subclipse なら
eclipse\plugins\org.tigris.subversion.javahl.win32_1.2.*
に、それぞれのプラグインで使われている JavaHL の DLL があります。
また、置き換える DLL は Subversion ダウンロードページからダウンロードした svn-win32-1.4.*_javahl.zip の中の
javahl/libsvnjavahl-1.dll
bin/*.dll
です。
追記:
– 2007-10-26: (C)の案でSubversive についてのみ書いていましたが、本日 Subclipse にして再発したため、再調査の上加筆修正しました。
参考:
久しぶりにJavaHL(気の向くままに…)
Windows で SVN – 環境準備から Web 公開、利用までの手順
OS: Windows XP SP2
サーバ環境: Apache 2.2.6 + Subversion 1.4.5 + TortoiseSVN 1.4.5
クライアント環境: Eclipse 3.3 + Subclipse 1.2.x
という構成で、SVN 環境を構築したのでその手順を残しておきます。
参考にしたサイトについては後述。
– Apache 2.2 をダウンロード、インストール
詳細は省略
– Subversion インストール
Apache 2.2 用 zip 版(svn-win32-*.zip)をダウンロード(インストーラが必要なら Apache 2.0 用 exe 版(svn-*-setup.exe)をインストール後、zip 版を上書きする)
コマンドラインから利用するため、 Subversion インストールフォルダの bin にパスを通しておく。
– コマンドラインで SVN リポジトリ作成
引用: http://terai.xrea.jp/Subversion/Apache2.html#uc9cfee4
mkdir c:\svn
svnadmin create c:\svn\hoge
svn mkdir file://localhost/c:/svn/hoge/trunk -m “mkdir trunk”
svn mkdir file://localhost/c:/svn/hoge/tags -m “mkdir tags”
svn mkdir file://localhost/c:/svn/hoge/branches -m “mkdir branches”
– Apache の httpd.conf で SVN リポジトリが見られるように設定
以下の行がコメントアウトされていれば、コメントアウトをはずして有効にします。
LoadModule dav_module modules/mod_dav.so
LoadModule dav_fs_module modules/mod_dav_fs.so
以下の行がなければ、LoadModule の最後に追加します。
LoadModule dav_svn_module modules/mod_dav_svn.so
LoadModule authz_svn_module modules/mod_authz_svn.so
最後に、以下のように、Location や VirtualHost タグで DAV, SVNParentPath を設定します。
<Location /svn>
DAV svn
SVNParentPath “c:/svn”
</Location>
これで、Apache を再起動すればブラウザで
とアクセスして接続を確認することができます。
– TortoiseSVN インストール
これは任意。インストールするとエクスプローラで右クリックでSVNリポジトリが作成できるようになります。
http://tortoisesvn.net/downloads から、自分の環境用の msi をダウンロード
インストールし、マシンを再起動したあとに同ページの下にある Language Packs の Japanese をダウンロードして実行すると、設定から日本語が選択できるようになります。
設定方法は、エクスプローラを開いて適当な場所で右クリック→ TortoiseSVN → Settings → General の Language を日本語して OK 、です。
– Eclipse 3.3 インストール
詳細は省略。
– Subclipse インストール
Eclipse のインストール/更新メニューで新規リモートサイトとして
を指定すればインストールできます。
– Elicpse で SVN 対応
SVN リポジトリーエクスプローラーを開き、SVN リポジトリビューで右クリック、新規→リポジトリーロケーションで以下のように入力します。
パッケージエクスプローラで既存のプロジェクトを右クリック→チーム→プロジェクト共用→SVN
で、あとはそのままウィザードを進めれば SVN を利用することができます。
参考:
Apache2 で Subversion をネットワークに対応(てんぷらメモ)
SVN リポジトリの作成と Apache での公開手順。
Subversion を Windows で GUI 中心に使う(Landscape – エンジニアのメモ)
Subversion + TortoiseSVN の導入手順。