作業中のプロセスを残したまま端末を終了する

何かをビルドしていて、時間が予想外にかかってしまい、nohup もしていないためになかなか端末を閉じることができずに予定が狂って結局残業時間がのびる、なんてことありませんか?
 
そういうときは disown を使うと実行中のジョブを端末から切り離すことができます。
(以下は bash の例です)

$ make # 何か時間のかかる作業
## 出力は略。途中で端末接続を切りたくなった(Ctrl-Z) ##
^Z
[1]+ Stopped make
 
$ bg # バックグラウンドで実行を再開
## 略。出力再開 ##
 
$ disown # 端末を切ってもプロセスが残るようにカレントジョブ( %1 )を端末から切り離す
$ exit # 終了

nohup と違い端末を切ると標準出力、エラー出力はどこにも出力されなくなりますが、これで端末を切断してもプロセスが実行されたままになります。
 
参考:
一度 tty から起動したプロセス(PBD)
一度 tty から起動したプロセス (csh/ksh 版)(にぽたん研究所)