– ローカルにあるメールを読みたい
– メールサーバにあるメールを POPや IMAP 経由でいちいちダウンロードすることなく SSH でつないでそのまま読みたい
という場合に便利なのが、mutt というCUI メーラです。
日本語対応版パッチ, RPM はここからダウンロードできます。(FreeBSD の ports では mail/mutt)
利用の際はMutt Japanese Editionにある、日本語マニュアルが大変参考になります。
たとえば
mutt -f ./Maildir
とすれば、カレントディレクトリの Maildir を参照し、その中にあるメールの閲覧、削除、返信等ができます。
q:中止 d:削除 u:復活 s:保存 m:メール r:返信 g:全員に返信 ?:ヘルプ
1 May 31 **** project ( 0) [*****] 登録内容確認のお願い
2 Mar 21 Charlie Root ( 0) ClamAV Scanning Report
3 O Mar 21 Charlie Root ( 0) www.ecoop.net security updates
4 O Mar 21 Charlie Root ( 0) test
5 Mar 21 Cron Daemon ( 0) Cron <root@local> /root/sbin/task.sh
6 N Mar 21 ********* ( 0) <<重要>>「******」登録依頼用認証コード
7 N Mar 21 ********* ( 0) <<重要>>「*******」登録依頼用認証コード
8 N Mar 21 ********* ( 0) 「******」登録確認メール
-*-Mutt: postmaster [Msgs:8 3.0M]—(date/date)————————-(all)—
詳細はマニュアルに譲りますが、大まかな使い方は
– mutt -f /path/to/Mailbox でメールボックスを開き
– エンターで、指定メールを開く
– スペースでページを送る(最後尾の場合次のメールに切替え)
– メール表示中 q でメール一覧に戻る
– d で指定メールを削除
– メール一覧表示中 q で mutt 終了
です。ちなみに一覧で
– N とフラグが立っているのが新規メール
– O とフラグが立っているのは未読の古いメール
– D とフラグが立っているのは d キーで削除チェックをいれたメール(この状態でメーラを終了するとその時に削除されます)
– フラグの無いものは、既読メール
です。