swfmill で扱う XML の書式は二通りあります。
一つ目は swfmill xml2swf や swfmill swf2xml でのコンパイル/逆コンパイルで扱う書式です。
ルート要素は <swf> で、SWF のバイナリ構造を XML であらわしたもののようで、
埋め込み画像のバイナリを base64 エンコードで指定したり、埋め込みデータがラスタかベクタかによって、指定方法が異なっていたりとなかなか直感的には扱えません。
用途としては swf2xml で逆コンパイルしてからデータを差し替えて再コンパイルする時などに使います。読み解く場合は swf 仕様書が参考になるでしょう。処理の流れについては「SWF フォーマットの変遷からみる Flash(daily dayflower)」が纏まっていてわかりやすいです。ActionScript についてはこちらの記事に書きましたのでご参照ください。
二つ目が swfmill simple で扱う、人が読みやすい書式です。ルート要素は <movie> で、前者の書式に比べてライブラリへの取り込みとステージへの配置などがより直感的に行えるようになっているので、自分で XML を書き起こして Flash を作成する場合に使えます。
参考:
– swfmill swf2xml and xml2swf(公式)
– swfmillでFlash Lite 1のswfを扱えるようにしてみた(KLab 株式会社)
– SWF File Format Specification